育児書レビュー「パリママの心豊かに生きるシンプルなヒント」

子育て

久々に育児書レビュー。以前のレビューはこちら▼

育児書レビュー「フランス人は子どもにふりまわされない」

フランス続きですが、「パリママの心豊かに生きるシンプルなヒント」を読みました。本の中の世界だけですが、フランスは子育てしやすそうだなーというのが一番の感想。

最近は低下傾向にある出生率ではありますが、日本の1.42に対してフランスは1.88(出生率データは2018年)と高い率なのも頷ける内容でした。<出生率データ引用元:「子育て支援の充実」だけで少子化を食い止められるは間違いだ フランスの出生率が高い本当の理由

この本を読んで一番の感想は、何と言っても、「赤ちゃんを他人に預けることに対して罪悪感を持たなくて良い環境であること」これにつきます。誤解ないように書きますが、ベビちゃんはめちゃくちゃ可愛いです。ずっと一緒にいても飽きません。本当にめちゃくちゃ可愛いです。

ただ、買い物に行く時、食事を作る時、そんな時に誰かが見てくれていたら、重いからという理由で欲しいと思っていた調味料を買うのを諦めたり、もっとパパッと手早く料理ができたりできるのに、と思うことはめちゃくちゃあります。妊娠前の体型に戻って洋服が欲しいな、なんて思っても、赤ちゃん連れだと試着すらできません。

もちろん、協力的なパートナーや家族がいて、そんな心配全くないという人もいるかもしれないけど、ゆっくりトイレにこもりたいとか笑、ゆっくりお風呂に入りたいとか、、、そんな思いはどのママさんもしているのではないでしょうか?

フランスでは、子供の一時預かりも充実していて、どんな理由で預けても非難されることはなくて、ママであっても女であり、一人の人間であるというところを尊重しているようです。旦那さんと2人でお出かけするために、子供を預けるのも普通の光景のようです。(海外ドラマとかでよくベビーシッターさんに子供を預けて夫婦二人がおしゃれしてお出かけするシーン見ますよね)

日本だとまだまだ「子供預ける=悪いこと・ダメな親」的なイメージがあるんですよね。残念ながら。でもこの本を読んで、母親も自分の人生を楽しむことが大事だし、それが子供にもいい影響を与えるんだろうなと思うことができました。

私は、シングルで産むことを決めた時から、役所で使える託児サービスや家事代行なんかも色々調べていました。ただ、預けるために理由が必要なところもあって(仕事じゃないと預けられないとか)、高めの料金でも民間のサービスを使うことも検討していました。まだ利用したことはありませんが。

逆に、夫婦が揃っている家庭やおじいちゃんおばあちゃんが近くにいる場合でもなかなか「一人になりたい」という理由で預けるのは難しいかもしれないですよね。

とにかく、パリのママたちは女であることも忘れず、自分自身が楽しむことを大切にしている。そこがとても素敵でした。

ここは日本だけど、パリのママのマインドを持つことはできるはず。少しづついいなと思ったことを取り入れて、より一層子育てを楽しみたいと思います。

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