ベビーカーを卒業したはずなのに、旅行や遠出の時だけ「やっぱり必要…!」と痛感することはありませんか?
特に電車移動が多い都市部や、テーマパークでの長時間利用には、ベビーカーがないと親の体力も限界に達してしまいますよね。
この記事では、子連れの遠出を劇的に楽にしてくれるベビーカーレンタルサービス「ベビカル」について、
- ベビカルの最大メリット(体重制限やキャンセルポリシー)
- 利用の流れ(会員登録〜返却まで)
- 料金プランと対象体重
- スムーズに借りるための裏技
を、実際にJR駅で利用した経験をもとに徹底解説します。ベビカルをマスターして、子連れの遠出の不安を解消しましょう!
ベビカルが子連れに選ばれる4つの理由と最大のメリット
ベビカル(Babycal)は、JR東日本グループが運営する(※JREベビーカーシェアリング有限責任事業組合)ベビーカーレンタルサービスです。普段はベビーカーを使わないご家庭にとって、特にメリットが大きいサービスです。
理由①:テーマパーク公式レンタルより「体重・年齢制限」が緩い
これが、ベビカルを選ぶ最大の理由になります。
例えば、多くの親が悩む東京ディズニーリゾートの公式ベビーカーレンタルは、利用対象が「身長100cm以下かつ体重15kg以下」です。4歳を過ぎるとこの制限を超えてしまい、利用できなくなるケースが非常に多いです。
一方、ベビカルで多く採用されているベビーカー(例:コンビのメチャカル、スゴカルなど)の耐荷重は18kgまでのものが多いです。これにより、公式レンタルで断られてしまう「15kg超えの4歳児問題」が解決します。
理由②:予約した5分前までキャンセル料が「無料」
子どもの体調は急変します。前日に予約していても、当日朝に熱を出してキャンセル…という事態は日常茶飯事ですよね。
ベビカルのキャンセルポリシーは、予約した貸出開始時間の5分前までキャンセル料がかかりません。「とりあえず予約しておこう」という気軽さで確保できるため、子連れの親にとって最大の安心材料となります。
理由③:「駅」で借りて「駅」で返せる圧倒的な利便性
ベビカルの貸出・返却場所は、JRの主要駅(東京、舞浜、新横浜など)や商業施設、ホテルなどに設置されています。
メリット
- 自宅から駅までベビーカーを持参する必要がない。
- 電車で寝てしまった子どもを、到着駅でベビーカーに乗せ替えられる。
- 帰りの電車も、ベビーカーに乗せて駅まで移動し、改札横でスムーズに返却できる。リスト
理由④:安心できるメーカーのベビーカーが選べる
貸し出されているベビーカーは、コンビ、アップリカなど、信頼できる大手メーカーのものがほとんどです。また場所によっては「ドクターイエローモデル」もあります。

ベビカルの利用方法:会員登録から返却までの手順
ベビカルの予約から返却までは、すべてスマホ一つで完結します。とても簡単なので、初めての方でも安心です。
Step 1:会員登録(メールアドレス、パスワード設定)
まずはベビカルの公式サイト(またはアプリ)にアクセスし、メールアドレスとパスワードを設定して会員登録を行います。利用規約を確認し、必要事項を入力すればすぐに登録完了です。
Step 2:貸出場所とベビーカーの選択
メールアドレスとPWでログイン。ログイン後、利用したい駅名や施設名(例:「舞浜駅」「東京駅」など)を入力して検索します。地図上にピンクのアイコンで貸出ステーションが表示されます。



- アイコンをクリック: 貸出場所の詳細情報(場所、営業時間、写真)と、借りられるベビーカーの種類が表示されます。
- ベビーカーを選ぶ: 機種や色を確認し、予約に進みます。
Step 3:利用時間と料金の確定
- 利用スタート時間・終了時間を入力: 利用したい時間帯(例:12時間など)を入力します。
- 予約確定: 予約をクリックすると、予約完了メールが届きます。
- 料金の確認: 選択した時間に応じた料金が表示されます。



予約する をクリックすると、費用とキャンセルポリシーのリンクが表示されます。



キャンセルポリシーの内容はこちら



予約した貸出開始時間の5分前まではキャンセル可能なこと。子どもってよく風邪とか引くし、予定していてもキャンセルになることは日常茶飯事。そんな時に5分前までキャンセル料がかからないのは本当にありがたいです。
Step 4:現地でベビーカーを受け取る(有人窓口・無人ロッカー)
予約時間になったら、現地に行き、スタッフ(有人)またはロッカー(無人)でベビーカーを受け取ります。
- 有人窓口の場合(JR主要駅など): 窓口で予約完了画面を見せて、本人確認(氏名など)を行えばすぐに貸し出してくれます。
- 無人ロッカーの場合: 予約完了画面に表示されるパスコードを入力してロッカーを開けます。
Step 5:利用後の返却
指定した終了時間までに、借りた場所と同じステーションに返却します。
- 有人窓口の場合: スタッフに声をかけ、返却処理をしてもらいます。
- 無人ロッカーの場合: ロッカーに戻して施錠し、アプリで返却完了の操作を行います。
※延長したい場合は、予約が入っていない場合に限り、アプリから延長手続きが可能です。
3. 料金プランと対象ベビーカーのスペック
ベビカルの料金体系と、ベビーカーを選ぶ際に重要なスペックを確認しておきましょう。
料金プランの目安
料金プランの詳細(基本料金・延長料金・最大料金)
*ベビカルの料金体系は、貸出場所や機種によって異なりますが、基本的な構造は以下の通りです。必ず予約時にアプリで料金をご確認ください。
- 基本料金: 予約した貸出開始時間から最初の1時間は250円〜500円(貸出場所により異なります)。
- 延長料金: 基本料金の時間以降は、30分ごとに100円がかかります。
- 12時間最大料金: 予約した貸出開始時間から12時間ごとに最大料金が適用されます。(延滞料金には適用されません。)
- 日をまたがる利用について: 日をまたいで利用される場合、0:00〜8:00の時間帯は延長料金の課金はされません。(ただし、この時間帯に返却時間を過ぎると延滞料金は課金されます。)
- 延長手続き: 貸出場所が営業時間外の場合や予約状況によっては、延長手続きは行えません
- 延滞料金: 延長手続きを行わずに貸出終了時間を過ぎた場合は、15分ごとに100円の延滞料金が発生します。
ベビーカーの対象体重(重要!)
機種によって若干異なりますが、ベビカルで主力となっているベビーカーの対象体重は以下の通りです。
機種例 | 対象月齢 | 体重制限 | 特徴 |
---|---|---|---|
コンビ スゴカル系 | 生後1ヶ月〜48ヶ月(4歳頃) | 18kgまで | 軽量、ハイシート、リクライニング機能 |
【実録】ベビカルを利用してわかったメリット・デメリットとスムーズに借りるコツ
リアルなメリット
- 車内での抱っこから解放される: 特に子連れでの新幹線や特急利用時、ぐずりや寝かしつけで抱っこが続くのは地獄です。電車で寝てしまっても、到着駅でベビーカーに載せ替えられるのは本当に助かりました。
- 荷物置き場として超優秀: 子どもがベビーカーに乗らない時間帯でも、荷物置き場として大活躍します。特に冬場の上着や、テーマパークで購入したグッズを運ぶのに非常に便利です。
- レンタルと返却の場所を選べる安心感: JRの駅は確実に駅員さんがいるため、万が一ベビーカーに不具合があったり、アプリの操作で困ってもすぐに対応してもらえる安心感があります。(無人ロッカーでのトラブルの心配が少ない)
知っておくべきデメリット
借りる時に手間取る可能性がある: 特に東京駅などの大規模な駅では、有人窓口が「荷物一時預かり」を兼ねている場合があり、利用者が多く混雑している場合があります。
また有人窓口は改札の駅員さんが兼ねていることがあり、人身事故などで遅延が発生していたり、乗車されている方の対応にあたっている場合、すぐに借りれないこともあります。経験として、無人の方が時間通りに借りることができると思うので、電車の時間が決まっている時など参考にしてください。
スムーズに借りるための裏技・アドバイス
悩み | スムーズに借りるコツ |
---|---|
窓口の混雑で時間がかかる | 「ベビーカーを借りたい」と先にスタッフに声をかける。荷物預かりの列に並ばず、専用の場所で案内してもらえることが多いです。 |
返却時間がギリギリになる | 返却予定時刻の15分前には駅に到着できるよう、余裕を持ったスケジュールを組みましょう。延長は可能ですが、次の予約が入っているとできません。 |
ベビーカーの機種が気になる | 事前予約時に表示されるベビーカーの機種や写真をしっかり確認しましょう。心配な場合は、公式サイトで機種名を検索し、詳細なスペックをチェックしておくと安心です。 |
まとめ:ベビカルは「長距離移動と体力温存」の最強ツール
ベビカルは、普段ベビーカーを使わないご家庭にとって、遠出やテーマパークを快適に過ごすための「体力温存の最強ツール」です。
まずは会員登録だけ済ませておき、次の旅行や遠出の計画時に「借りる」という選択肢を加えてみてください。お子さんとの時間が、もっと楽しく快適になるはずです!